不動産業界への転職で年収アップ!職種別のキャリアアッププランを徹底解説

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不動産業界への転職で年収アップ!職種別のキャリアアッププランを徹底解説

2025/04/01

投稿者:武藤翼

「不動産業界の転職で年収をアップさせたい」

「未経験から不動産転職でキャリアの幅を広げたい」

 

結論からいうと、不動産業界での転職で年収アップを実現するには、自らの強みを明確にし、適切な職種選びと実績作りが重要です。

 

なぜなら、不動産業界は職種によって求められるスキルや年収の幅が大きく異なるからです。

 

本記事では、不動産業界での転職を成功させるためのポイントを5つ紹介し、20〜30代向けの職種別キャリアアッププランを3つ解説します。

 

さらに、未経験者でも取得して転職に有利になる資格も紹介します。

 

不動産業界でのキャリアアップを目指す方は、ぜひ最後までお読みください。

 

不動産業界の転職をする前に抑えるポイント5選

不動産転職をする前に抑えるポイント5選

 

不動産業界での転職を成功させるためのポイントは以下の5つです。

 

  • 現職が不動産会社なら具体的な実績を作ろう
  • 未経験からの転職は営業職だと内定の可能性が高まる
  • 短期離職の経歴は採用ハードルが高くなる
  • 年収別にみると営業職がもっとも高い
  • 年収を上げたいならベンチャー企業の不動産会社がおすすめ

 

順番に解説していきます。

 

1.現職が不動産会社なら具体的な実績を作ろう

不動産業界での転職を有利に進めるには、現職で積み上げた実績をアピールしましょう。

 

職種別にみると、以下のような実績が評価されます。

 

職種 評価指標
販売営業職 - 月間アポイント数
- 半年または1年間の売上金額
- 利益率
仕入れ営業職 - 月間の仕入れ数や仕入金額
- 1件あたりの最大仕入金額
事務職 - 1日あたりの契約書作成数
- ミスのない正確な業務遂行の実績
- 業務効率化によるコスト削減額
リーシング担当者 - 一定期間に獲得したお客様やテナント数
- 空室率の改善実績
- クレーム対応件数
施工管理 - 経験年数や施工件数
- 大規模プロジェクトの経験

 

たとえば、販売営業であれば前年比や目標達成率などを記載します。

 

また、仕入れ営業であれば5億円以上の一棟ビルといった、大型物件の仕入れ経験は貴重な実績です。

 

今現在アピールできる数字がなかったとしても、今からコツコツと積み上げておきましょう。

 

2.未経験からの転職は営業職だと内定の可能性が高まる

 

不動産業界に未経験から転職する場合、以下の理由から営業職を選ぶと内定の可能性が高まります。

 

  1. 企業としては一人でも多く売り上げを立てる人材が欲しい
  2. 未経験からでも研修によって活躍できる可能性がある
  3. スキルや資格、学歴関係なく結果が重視されるため

 

たとえば、20代であれば未経験からでも内定の可能性は十分にあります。

 

不動産営業は、コミュニケーション能力や行動力、学習意欲などの人間性を重視する傾向があるためです。

 

一方で、30代後半になると将来性の面で内定のハードルが格段に上がります。

 

即戦力としての期待値や長期的な成長性の観点で見られることから、もし転職を考えているなら、実績の言語化をしてから書類や面接の準備をしましょう。

 

未経験からの転職であっても、前職での営業経験やカスタマーサービスの経験などがあれば、不動産営業でも活かせるためアピールが可能です。

 

3.短期離職の経歴は採用ハードルが高くなる

 

不動産業界に限らず、短期離職の経歴があると採用のハードルも高まります。

 

例として、在籍期間別の人事からの印象は、主に以下のとおりです。

 

在籍期間 人事からの印象
1~3か月 書類選考即見送り
4~6か月 場合によっては許容だが基本見送り
7~12か月 初回の転職なら理由次第で問題なし
13~24か月 転職2回以内であれば許容

 

どのような理由であれ、3か月以内の短期離職は、「すぐに辞めてしまう人」という印象を与えてしまう可能性があります。

 

不動産業界では、お客様との信頼関係構築が重要なため、長期的に働ける人材を求める傾向があるからです。

 

もし短期離職の経歴がある場合は、理由を明確に説明できるようにしておきましょう。

 

たとえば、「会社の方針変更」「部署の統廃合」など、自らの意思ではない理由であれば理解されやすいです。

 

また、安易な短期離職を避けるためにも、企業選びは慎重に行いましょう。

 

転職前には企業の文化や業務内容、評判などをしっかりリサーチし、自分に合った環境かを見極めましょう。

 

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4.年収別にみると企画開発職がもっとも高い

 

主な不動産職種における平均年収は、以下のとおりです。

 

職種 平均年収
営業 579万円
事務 414万円
リーシング 500万円
PM(プロパティマネジメント) 537万円
企画開発 675万円
施工管理 632万円

 

営業職は基本給に加えてインセンティブがある企業が多いため、成果次第では上記の平均年収を大きく上回る可能性が高いです。

 

トップセールスになれば、年収2,000万円を超える営業職も珍しくありません。

 

中には年収4,000万円の求人もあります。

 

年代別に見ると、20代前半は300〜400万円程度からスタートし、30代後半になると600〜800万円程度まで上がるのが一般的です。

 

ただし、職種や会社規模、個人の実績によって大きく変動する点には留意してください。

 

5.年収を上げたいならベンチャー企業の不動産会社がおすすめ

 

もし、あなたが不動産業界で年収を大きく上げたいなら、ベンチャー企業への転職を検討してみましょう。

 

一般的なベンチャー企業と大手企業の年収幅を比較すると、以下のとおりです。

 

  • ベンチャー企業:400万円~4,000万円
  • 大手企業:400万円~2,000万円

 

ベンチャー企業における年収の上限が高いのは、報酬体系の違いによるものです。

 

ベンチャー企業は従業員が少なく利益率の高い商材を扱っているケースが多いため、インセンティブの還元率が高い傾向にあります。

 

一方で、大手企業だとスケールメリットの中で利益を生み出しているため、ベンチャー企業と比べると年収は下がってしまいます。

 

自らの営業力に自信がある方や、チャレンジ精神旺盛な方にはベンチャー企業がおすすめです。

 

20〜30代向け職種別キャリアアッププラン3選

 

ここからは、20〜30代の方が不動産業界でキャリアアップするための職種別プランを、3つ紹介します。

 

  1. 営業なら売上トップセールスを目指そう
  2. 事務職なら効率化や正確な業務の実績を作ろう
  3. 不動産管理ならクレームを最小限にしよう

 

順番に解説します。

 

営業なら売上トップセールスを目指そう

 

不動産営業でキャリアアップするなら、売上トップセールスを目指しましょう。

 

不動産営業は大きくわけて「販売営業」と「仕入れ営業」の2種類があり、それぞれ追うべき数字が異なります。

 

商材の単価にもよりますが、営業職の場合は月1件コンスタントに成約できるようになれば実績としては十分といえる可能性が高いです。

 

一方で、仕入れ営業の場合は、月間の仕入れ件数と仕入れ金額が重要です。

 

たとえば、マンション販売なら5,000万円の物件を扱うより1億円の物件を扱う方が、同じ労力でも大きな売上につながります。

 

仕入れた物件が早く高く売れれば、会社の利益に直結するため高く評価されます。

 

20〜30代のうちに、個人の営業力を高めることに注力すれば、その後のキャリアの選択肢が広がります。

 

事務職なら効率化や正確な業務の実績を作ろう

 

不動産事務職でキャリアアップするには、ルーティン業務だけでなく、業務効率化や正確性において実績を作りましょう。

 

契約書作成の時間短縮や書類管理システムの改善、ミスの無い業務など、具体的な数字で効果を示すのがポイントです。

 

  • 「従来は1件の契約書作成に30分かかっていたものを15分に短縮した」
  • 「書類の検索時間を1日あたり合計60分削減した」
  • 「○年間、重大なミスがなかった」
  • 「○件の契約書作成でヒューマンエラーを起こさなかった」

 

たとえば上記のような実績があれば、転職時に評価されます。

 

不動産取引では契約書の誤りが大きなトラブルにつながるケースがあるため、ミスのない実績は高く評価されます。

 

「いわれたことだけやる」のではなく、「自ら考えて提案する」姿勢を持てば、単なる事務職ではなく「業務改善のスペシャリスト」として評価されるでしょう。

 

不動産管理ならクレームを最小限にしよう

 

不動産管理職(プロパティマネジメント)でキャリアアップするには、クレーム対応の質を高め、発生件数を最小限に抑えましょう。

 

なぜなら、入居者やオーナーとのコミュニケーションも重要視され、リーシング(入居者募集)やクレーム対応の質が評価を左右するからです。

 

具体的な事例は以下のとおりです。

 

  • 「管理物件のクレーム件数を前年比10%削減した」
  • 「予防保全により緊急修繕対応を年間5件削減した」
  • 「クレーム対応満足度調査で98%の高評価を獲得」
  • 「クレーム対応後のリピート契約率100%達成」

 

不動産管理は、地道な業務が多いものの、長期的な信頼関係の構築により着実に評価されます。

 

20〜30代のうちに幅広い物件タイプの管理経験を積んでおくと、将来的には管理部門の責任者やコンサルタントとしてのキャリアも見えてきます。

 

未経験でも転職に有利な資格3選

 

ここからは、不動産業界への転職を考えている方、未経験の方におすすめの資格を3つご紹介します。

 

  1. 最初に取得するのがおすすめの宅地建物取引士
  2. 不動産以外でも転職に有利な簿記2級
  3. 未経験こそチャレンジしてほしいFP2級

順番に解説していきます。

 

最初に取得するのがおすすめの宅地建物取引士

 

不動産業界への転職を考えるなら、必ず取得したいのが宅地建物取引士(宅建士)の資格です。

 

宅建士は、不動産取引の専門家としての知識を証明するもので、転職市場における評価が高い資格です。

 

項目 内容
資格名 宅地建物取引士
目的

・不動産の売買、賃貸借、管理などの業務に必要な法律知識を証明する

・重要事項の説明ができる

・宅建業者は、5人に1人の有資格者が必要なため

試験実施時期 年1回(10月)
合格率 15〜20%程度
推奨勉強時間 約300時間
主な学習内容

・民法

・宅建業法
・税法 など

 

不動産会社は従業員5人に対して1人以上の宅建士を置くルールがあるからこそ需要があります。

 

未経験者が不動産業界に転職する際、「基本的な知識はある」と評価されやすくなるほか、不動産営業職だけでなく、不動産管理や事務職など幅広い職種での採用可能性が広がります。

 

また、資格手当が支給される会社も多く、月額1万円〜3万円程度の手当が期待できます。

 

未経験から不動産業界を目指す方は、まずこの資格の取得を目標にしてみてはいかがでしょうか。

 

不動産以外でも転職に有利な簿記2級

 

不動産業界の中で事務職や経理職を目指す方には、日商簿記2級の取得がおすすめです。

 

簿記2級は不動産業界に限らず、あらゆる業界で評価される実務的な資格です。

 

項目 内容
資格名 簿記2級
目的 企業の経理実務に必要な知識を証明する
試験実施時期 通年(ネット試験の場合)
合格率 20〜40%程度
推奨勉強時間 150〜300時間
主な学習内容

・企業の日常的な取引の記帳方法
・決算整理仕訳の作成方法
・財務諸表(貸借対照表、損益計算書など)の作成方法

・原価計算の基本

 

不動産投資の分析においても、投資利回りの計算や資金計画の立案など、簿記の知識が活きる場面は多くあります。

 

また、不動産会社の経理部門はもちろん、営業職でも顧客への提案力向上につながります。

 

将来的に独立して不動産業を営む場合にも役立つ知識ですので、宅建士と簿記2級の両方を取得するといったことも考えてみましょう。

 

未経験こそチャレンジしてほしいFP2級

 

不動産業界への転職を考えている未経験者にとって、ファイナンシャルプランナー(FP)2級の資格取得は転職活動が有利になります。

 

FP2級は、個人の資産設計や金融商品の知識を証明するもので、不動産取引と密接に関連しています。

 

項目 内容
資格名 FP2級
目的 ライフプランニングのための基礎知識を証明する
試験実施時期 年3回(1月、5月、9月)
合格率

学科試験:約20〜60%

実技試験:約40〜70%

推奨勉強時間 150~300時間
主な学習内容

・保険設計

・金融資産運用
・税金対策
・不動産運用設計
・相続・事業承継

 

FP2級が不動産業界で役立つ理由は、不動産購入は家賃収入や相続税対策など、個人の生活や事業計画に則っているケースが多いからです。

 

住宅ローンの選び方や税金の知識、相続対策など、FPの知識は不動産取引に直結します。

 

「この物件を購入した場合の将来的な資金計画」「税制優遇を活用した購入方法」など、より付加価値の高い提案も可能です。

 

加えて、不動産営業職だけでなく、不動産投資アドバイザーや不動産コンサルタントを目指す方にも役立ちます。

 

FPの知識は自分自身の資産形成にも活かせるため、一石二鳥の資格といえます。

 

不動産の転職に関するよくある質問

 

不動産業界への転職を考える際のよくある質問は以下の3つです。

 

  • 40代でも不動産業界への転職でキャリアアップできますか
  • 不動産業界におすすめの転職エージェントやサイトはありますか
  • 不動産業界はやめとけといわれる理由はなんですか

 

順番に解説します。

 

40代でも不動産業界への転職でキャリアアップできますか

 

40代における不動産業界でのキャリアアップは、経歴によって可能性が大きく異なります。

 

通常、マネジメント経験および個人での実績が豊富な方は、さらなる報酬アップにチャレンジできる可能性があります。

 

また、以下のような経験や実績がある方は、40代でも転職市場で評価されやすいです。

 

  • 営業部門のマネージャーとして部下を育成した経験
  • 年間売上○億円など、具体的な数字で示せる営業実績
  • 新規事業の立ち上げや店舗開設などのプロジェクト経験
  • 不動産業界での専門性(投資用不動産、海外不動産など)

 

一方で、マネジメント経験がない方や、目立った実績がない方は、40代からのキャリアアップ転職は難しいのが現状です。

 

もしもあなたが40代で転職を考えているなら、一度プロのエージェントに相談するのがおすすめです。

 

キャリすぐのエージェントは、不動産業界や転職市場に精通しておりあなたにピッタリの求人をご提案いたします。

 

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不動産業界におすすめの転職エージェントやサイトはありますか

 

不動産業界への転職を考えている方には、業界に特化した転職サイトやエージェントの利用をおすすめします。

 

中でも「キャリすぐ」は不動産業界への転職を考えている方におすすめです。

 

  • 不動産会社が運営しているプラットフォームで求職者と企業のマッチング精度が高い
  • サイトとしては3,600以上の不動産関連求人がある
  • 企業の人事担当者と直接つながっているから内定の確率が高い

 

キャリすぐは、不動産会社の採用担当と直接つながりがあるため、マッチ度の高い求人提案が可能です。

 

また、最短当日の書類選考など、スピーディに転職活動を進められます。

 

不動産業界はやめとけといわれる理由はなんですか

 

不動産業界が「やめとけ」といわれる理由は、主に以下の4つです。

 

  1. クレーム対応がきつい
  2. 残業時間が長い
  3. 休みが少ない
  4. ノルマがつらい

 

近年では、働き方改革の影響もあり、残業時間の削減や休暇取得の促進に力を入れている不動産会社が増えています。

 

完全週休2日制を導入している会社や、フレックスタイム制を採用している会社も少なくありません。

 

不動産業界への転職を考える際は、企業研究をしっかり行い、自らの価値観や働き方に合った企業を選ぶのが重要です。

 

 

 

まとめ

 

不動産業界での転職で年収アップを実現するためには、自らの強みを明確にし、適切な職種選びと実績作りが重要です。

 

現職が不動産会社なら、具体的な数字で示せる実績を作りましょう。

 

また未経験からの転職では、営業職を選ぶと内定の可能性が高まります。

 

一方で、短期離職の経歴は採用のハードルを上げてしまうため注意が必要です。

 

未経験者でも転職に有利になる資格としては、以下の3つがおすすめです。

 

  1. 宅地建物取引士
  2. 簿記2級
  3. FP2級

 

資格取得は不動産業界での実務に直結する知識を身につけられるため、転職市場での評価も高いです。

 

不動産業界は、クレーム対応や残業時間、休日の少なさなどの課題もありますが、自分に合った企業を選ぶことで、やりがいと高収入を両立させることも可能です。

 

自身の市場価値を高め、満足度の高い転職を実現してください。

 

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